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2012年4月28日 (土)

是非読んで頂きたい朝日新聞記事より その1

GW中は、これまでに私が感銘を受けた朝日新聞の記事を紹介します。
ぜひ読んで、いろいろと考えてもらいたい。

昨年9月の夕刊に掲載された赤川次郎のコラム「三毛猫ホームズと芸術三昧!」より。

論拠示せぬ首相交代劇

(前略)

菅首相から野田首相へ、民主党政権で早くも3人めの首相誕生となった。
それにしても、菅さんほどマスコミに嫌われた首相を珍しいだろう。
どの新聞の社説もコラムも「早く辞めろ」の大合唱だった。

しかし、どの記事を読んでも、私には菅さんがなぜ辞めなければならないのか、分からなかった。
辞めたなら何が良くなるのか、どこにも書かれていなかった。
中には論説委員の署名入りのコラムなのに、冷静な批判とは程遠く、ほとんど感情的な罵倒に近いものさえあった。

ここまでマスコミが感情的になるのは、「本人が辞めると言ったんだから辞めろ」という以外の、筋道を立てた論拠が示せないからだ。
経団連の米倉弘昌会長が何とか菅さんを辞めさせようとくり返し発言していたのを聞くと、結局、電力会社に嫌われたから辞めなければならなかったのではないかと思える。

この首相交代劇で、「脱原発」の勢いにはブレーキがかかることになるだろう。
そうさせない覚悟が、今のマスコミにあるのだろうか。

フィンランドの地底深く造られた高レベル放射性廃棄物の最終処分場のドキュメンタリーを見ると、感心するより呆れるより、ブラックジョークとしか受け止められない。
施設がいっぱいになったらコンクリートでふさいで、10万年は大丈夫だという。
人類の歴史は古代文明から数えても5千年くらいのものだ。
ツタンカーメンだって、ピラミッドは永遠だと思っていただろう。
「10万年は大丈夫」と言う科学者は無責任である。
むしろ、「10万年たっても、放射能は危険だ」ということこそ強調されなくてはならない。

私のような素人が見ても、あんな巨大な地底施設を造るくらいなら、その莫大な費用で新エネルギーの開発を進めた方がよほど現時的である。

自然エネルギーを、「コストが高い」とか「安定供給できない」と批判する科学者は、放射性廃棄物を10万年保存できる方法を考える方がいかに大変かを認識すべきだ。

コストや安定供給の問題は人間知恵で何とかなる範囲だろう。今の企業に遠慮して、将来の子供たちを危険にさらすことは許されない。

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