« 是非読んで頂きたい朝日新聞記事より その5 | トップページ | 是非読んで頂きたい朝日新聞記事より その7 »

2012年5月 3日 (木)

是非読んで頂きたい朝日新聞記事より その6

第6回は、2012年3月4日付朝刊「声」欄より、2通の投書を紹介します。

強権的な自民党改憲案を許すな

自民党の憲法改正原案を読み、あまりに強権的で国家主義的色彩が濃いことに驚いた。
原案では天皇を「元首」と規定。国旗・国歌を国の「表象」として国民に尊重義務を課し、「緊急事態条項」を新設して有事や大災害時に国民が国の指示に従わなければならない義務も盛り込んでいるのだ。
憲法とは、国家が国民に対し横暴な振る舞いや圧政を課すことがないよう抑止するために制定されるものだ。特に今の日本国憲法は主権在民、基本的人権の尊重、平和主義などを掲げ、国民の義務は納税と勤労など最小限にとどめている。民主主義国家の憲法として模範的なものだ。
それに比べ、自民党案は国民の義務や権利制限がやたらと多い。憲法を国家が国民を支配するための道具として利用する意図が明白ではないか。また、自衛権を明記して集団的自衛権の行使をい解釈で可能にするなど踏み込みすぎだ。自衛隊もはっきり「軍」と規定されている。これでは徴兵制を敷き、国家や天皇のために身を犠牲にすることを強要し、思想や表現の自由を奪った時代に逆戻りしかねない。このような現憲法の精神をないがしろにするような動きを許すことはできない。

自民議員の菅氏批判は的外れ

自民党の溝手顕正参院幹事長が原発事故対応にあたった菅直人前首相を「後進国なら死刑」と評しました。国政を預かる議員として品性に欠ける発言にあぜんとしました。
そもそも、菅氏ら官邸の介入は、既成の組織が信頼に値しなかったからこその苦闘ではありませんか。十分に機能せず、官邸と意思疎通を欠いた東京電力や原子力安全・保安院。安全管理に不備のあった組織を育ててきたのは主に自民党政権でしょう。
自前の人脈から科学者を集めざるを得なかった菅氏。このたびまとまった福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)で「バッテリーの大きさまで確認する首相」と報告された同氏を批判するのは筋違いではないでしょうか。事故当時、「撤退はあり得ない」と東電を叱りつけた菅氏は最高責任者として仕事をしたと私は評価しています。
批判は得意でも自らを省みるのは苦手な自民党議員は、自らの責任を認め、国民に謝罪するのが先なのではないでしょうか。

|

« 是非読んで頂きたい朝日新聞記事より その5 | トップページ | 是非読んで頂きたい朝日新聞記事より その7 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/193880/55314638

この記事へのトラックバック一覧です: 是非読んで頂きたい朝日新聞記事より その6:

« 是非読んで頂きたい朝日新聞記事より その5 | トップページ | 是非読んで頂きたい朝日新聞記事より その7 »